ある雨の日

その日は午後から天気が荒れると言うので、朝からご飯も食べずに急いで畑の野菜を網で覆っていた。

なんとか母と二人で作業を終える頃、ぎりぎりに雨が降り出してきて慌てて家に帰ってきた。

その後、雨が強くなってきたものの、思ったより風は強くなくてホッとした。

うちはめったに浸水する場所ではないから風のほうが要注意だ。

古い家なのでミシミシときしんで超怖いし、後片付けも大変だ。

そんなわけで、雨が降っている間はゆっくりと家で過ごそう。

そう思っていたら、突然電話が鳴った。

従姉がこんな日なのにわざわざタケノコを持ってくるという。

なんでやね~ん!
なんでこんな日にタケノコを持ってくるんじゃ~!
と私がボヤくと、母いはく「今日タケノコ堀りに行ったからだろ?」って。

だから、なんで天気が悪い日にタケノコを取りに行くんだって言いたいわけ。

全くおちおちとゆっくりとできやしないと内心文句をたれていたが、従姉からお土産にと、別の叔母から従姉経由で美味しい巻き寿司をもらったので、とりあえず良しとする。

割れながらゲンキンなものだが、おかげで1食ういてよかった。